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ダイドードリンク辞典

ダイドードリンコは、飲料水業界では後発のメーカではあるが独自の営業で全国展開している
自動販売機に特化した飲料の販路色が強い企業である

 

 

設立は1975年(昭和50年)、当時奈良県御所市に本社があった大同薬品工業から清涼飲料・
営業部門を切り離してダイドー株式会社として発足する
現在の社名は1984年(昭和59年)に変更された
DyDo

 

 

ダイドードリンコの特徴

 

他社と比較してみると、全体の9割の商品が自動販売機で消費されるという...
もちろん、対人販売の市場にも商品は流通しているのだが、自動販売機に特化した営業戦略を推し
進めてきた影響が強いからだ

 

ダイドードリンコ自動販売機

 

初期時代の販路開拓は、現在のように無償のレンタル(貸与)など皆無がご時世で自動販売機は
設置者が購入するというもので、ダイドーの飲料は設置者が原価で仕入れ販売するという形式

 

当時は、ダイドーでも自社営業が自動販売機のセールスを行ってはいたが、特約店形式の販売員
もしくは販売会社が全国に点在してたので委託により全国で販路は拡大された

 

商品の搬入であるが、当初は営業所が当然不足しており遠方であれば搬入さえおぼつかない

 

だが、自動販売機の特約販売店に商品まで委託することで販路ルートを維持させた

 

 

当初時期の商品搬入であるが、元来の薬品販売を受け継いで、例でいえば家庭における置き薬の
スタイル、富山の薬といえば富山手法ですがこの方式がみられた

 

自動販売機の設置者は、納入する飲料を最低20ケース単位で仕入れる...ですね
商品を配送するにも、当時は自動販売機があちらこちらとまばらに設置されていて配送ルートが
決められない...

 

ですが、20ケースの最低ロッドであれば一日に数件しか配送できずとも採算可とできたのです
20ケースといえば設置者の仕入れ金額が高額になり負担がと危惧されますが、まとめれば
納品原価を1割引きとして利幅を向上させるよう努めていました

 

設置者が商品を請求するとダイドー側では数日以内で他請求者と地域を調整し
できる限り早めに商品を届ける,,,ですね

 

以降、営業所が増えるに比例し、こまめな配送が可能になった地域は定期の配送ルートを
確立し、従来の方式は順に廃止されていった

 


 

自動販売機の流れ

 

当初は販売が主流でしたが、1980年代前半から自社営業を強め、自動販売機では
利幅を取らない...

 

飲料を売るが目的なのだから自動販売機は利益対象としない営業戦略を開始

 

でも、まだ無償レンタルにはできない収益構造なので、ほとんど自動販売機の製造原価で
設置者に月ごとの費用負担をリース形式で求めた

 

しかし、当時でいえば他の自動販売機価格からすればはるかに定額だったことから
利用者に好評で自動販売機の設置台数は拡大されていった

 

 

自動販売機ばかりにお話がそれますが、ダイドーの商品が求められる割合も高かった
売れ筋商品が備えあったということですね
特にダイドーブレンドコーヒー(190㎎)は、今でも根強く愛好されるブランドで売れ筋の
トップ商品

 

1980年後半から他飲料水メーカーでは、自動販売機の費用負担を設置者に求めない
無償レンタルが始まり、ダイドードリンコもご時世に合わせ全てが対象ではないが無償レンタル
での展開も営業戦略の一部に取り入れた

 


 

ダイドー共栄会

 

各地域にあるダイドー飲料を扱う特約店を保護する目的の組織

 

ダイドーは自動販売機を第一の販売窓口としていため商品の値崩れを防ぐため
自動販売機を設置した特約店が以降管理することになる

 

他の特約店が商品を売り込むことはできない...

 

最初に設置した特約店が完全に優先管理できる

 

 

一見、きびしいとも思われる約定でしたが、結果これが各特約店の利益保存を
有効に結びつけたのです

 

 

他の飲料系特約店も数ございますが、一般市場で値崩れ販売もあり苦戦するところ
ダイドーではそれがなかった

 

以降の経路は以降追記いたします

 

 


 

ダイドードリンコ  備考記事

 

ダイドードリンクと言い表されることもあるが、社名は会社に対する考え方を表している
ダイドーは前身の設立母体である大同薬品工業の大同語源をカタカナ表記し、
英文字表記は国際化時代の総合飲料メーカーにふさわしくダイナミック(Dynamic)と
ドゥ(Do)にちなんでDyDoとしている

 

ドリンコは英語の「ドリンク(Drink)に仲間 会社を意味する「カンパニー(Company)を
合わせた造語
会社名全体で、ダイナミックに活動するドリンク仲間をイメージさせるポリシー

 

 

 

現在の大同薬品はダイドードリンコの連結子会社となっており、主にダイドードリンコ
およびグループ外製薬会社向けの医薬品(栄養ドリンク剤)、清涼飲料水などの
委託製造を行っている

 

他社と比較して自動販売機による売上比率が大きいことで知られるが
一部の自動販売機には独自のポイントカード機能や、関西弁などで利用者に語りかける
おしゃべり機能など特徴的な機能を搭載して利用者とのコミニューケーションを図る
これは同社の感謝の気持ちの表れで商品購入時、お客さまに楽しみを与えたいという
願いから環境を長く継続している

 

自社製品の生産および配送を外部に委託しているファブレス企業であり、主な生産拠点は
静岡県焼津市の大井川下流域(委託生産先・株式会社ニッセー)、
および静岡市清水区興津(委託生産先・静岡ジェイエイフーズ株式会社 興津工場)に、
物流拠点は大井川対岸の吉田インターチェンジ周辺にある

 

 

2016年1月15日、キリンビバレッジ(キリン傘下)と自動販売機事業で業務提携を結び、
同年4月から、ダイドー側の自動販売機で「キリン 午後の紅茶シリーズ」、キリン側の
自動販売機でダイドーブレンドシリーズの相互販売を開始した

 

なお、2017年現在における国内清涼飲料水メーカーの規模(ランク)としては
日本コカ・コーラ、サントリーフーズ(サントリー食品インターナショナル)、
アサヒ飲料(同社の機能子会社のカルピスを含む)、キリンビバレッジ、伊藤園に
次いで業界6位である

 

企業スローガンは、こころとからだに、おいしいものを....(2014年3月から)
それ以前は、「Drink,Message」が長く使われてきた

 

 

...以降記事は調整中
現在、曖昧な記事もございますが、修正に努めます

 

 


 

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