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過去時代と収益の基本が異なる

昭和50年代、西暦でいえば1980年ごろでしょうか?

 

それまでの飲料水自動販売機は、現在のように飲料水メーカーが貸出(レンタル)
してくれる状況にはありませんでした.

 

自動販売機は、大手のコカ・コーラであろうと、大手のスーパーや施設など(宣伝効果を
含む)を除き、売却傾向が販路の中心でしたね
追従する酒類メーカーも同様の販路拡張でした

 

なぜかといえば、飲料水の市場は拡張傾向であっても自社で自動販売機を購入して
貸出する戦略など無かったからなのです

 

自動販売機を必要とするなら売買ということですね

 

コカ・コーラは独立路線なので、販売会社へ自動販売機の販売は委託しませんでしたが
他企業は、独自の営業努力では拡張が望めず、委託の販路へも力を注いでおりました

 

委託された販売会社は、自動販売機を売ることで大きな利益を確保,,,
その時代は、販路が拡張傾向なのでイケイケどんどん、勢いがありました

 

で、最初は売るだけであとは飲料水メーカーか、系列の飲料会社へ商品の搬入は
お任せしていたのですが、販売台数も多くなるにつれて販売店の考えにも変化が現れます

 

飲料水とは、1本で見れば卸相場で10~15円ほどの差や利益
当時は、ひと箱30本入りが多く、おおまかでもひと箱平均400円の利益

 

さて、ひと箱400円でも一日15件の自動販売機を周り、不足品を補充し管理者より
当時の平均として2週間に一度の配送...10ケース 月20ケース
商品代金を回収すれば....ひと月...一件として 8000円の利益

 

納入先が100件で、800、000万円の粗利ですね

 

卸相場でも利益が見込めるなら、自動販売機を販売するだけでなく、商品も継続して
納入しようと変化していったのですね

 

経過として、以降時代の変化で自動販売機の販売が低迷してゆくことになり、多くが
消え去って行きます

 

飲料へと販路をシフトした事業者は、全てが対象に適合するということではありませんが
時代に適合する営業形態へと進み以降、飲料水メーカーより自動販売機をレンタルし、
自社管理するか、卸販売用として管理するかで現在のオペレーター業は成り立っています

 


 

過去のお話し、オペレーターを大いに悩ませた流通価格の違い

 

オペレーターの初期段階は、自社管理ではなく自動販売機を購入した方たちへ
商品を搬送して商品代金として回収するがほとんどの形態でしたが、ここで大いに
オペレーターを悩ませたのが流通価格

 

ポッカコーヒーという缶飲料は、当時はトップブランドで流通の回転もよいのですが
オペレーターの仕入れ価格で、大手のスーパーも単品販売している...

 

食品問屋から食料品店への卸価格がオペレーターの仕入れ価格というなんとも
不可解な価格構造があったのです

 

自動販売機を購入し自己管理するロケ先はオペレーターからすれば商品を仕入れてくれる
お客様ですが、納品価格はメーカーより指示される75円です

 

しかし、仕入れ価格は62円...
その価格でスーパーでも販売されてる?
問屋さんでも同じ....となるとお客様はスーパーで売られている価格よりなぜ?お宅は高いのと
不信感を持つわけですね

 

それでもオペレーターの言い値で仕入れてくれるお客様もあれば値引きを要求去れることも
あるわけですね

 

当然、自動販売機はお客様が買い取ったもので制約はありません
仕入れを食品問屋やスーパーへとシフトされる例も多々みられました

 

当然、売れ筋商品で値引きをすれば利益も減少するわけですが、全ての取引を
終了されることを回避するために致し方なく求めに応じ無ければならない状況も多く
あったようで、利益が発生しなければ部門廃止するしか選択肢はありません
これも企業消滅の原因の一つといえましょう

 

乱売が見られない売れ筋は、大塚製薬のオロナミンCドリンクで流通はポッカコーヒーに
並んでいましたが、メーカーの価格監視がきちんとされていました

 

ダイドードリンコですが、オペレーターを守るために共栄会を運営し、乱売など発生しない
流通ルートを決めていた
ダイドー傘下のオペレターは乱売で悩むことはなかったようです

 

当時、オペレーターへと進んでも扱うメーカーにより利益確保が難しいい、確保しやすい
状況と隔たりが現れ、収益の違いに多きく影響しました

 


 

貸出、レンタルとは?
飲料水メーカーが、機械メーカー(パナソニック、富士電機、サンデン、)などに
飲料水の広告またはロゴ入りで名を入れた形で発注、

 

通常、飲料水メーカーが購入していれば所有者となりますが、大手リース会社を
経由する際は、オリックスとかの所有名になることもあります

 


参考追記
1980年代から大きく成長したフルオペレーター

 

開業より自動販売機の販売などは目的外とし、すべてをフルオぺーレーションとして
工場、大手ビル、大手施設をメインとして展開する企業は大きくこの時代成長しましたね

 

工場も数千人規模であれば売り上げも相当で反映されるもの

 

アペックス、ナショナルベンディング、ユナイテッドステイール(ユニマット)、などは当時から
表市場ではあまり目立たずとも高売り上げ、高収益企業として業界内では有名でした

 

他業者が後追従しようにも、当時は政治がらみとか、挨拶金が数千万円とか...?
各事情もあり、通例は割り込めないが実情
で、独占的に利益を確保していたようです

 

自動販売機販売業者が現在は管理業者、オペレーター?今昔
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