会社を退職した人が、同業種へ再就職することはよく見られることです
不慣れな仕事より、過去経験の応用も可能で働きやすいと判断します
しかし、次なる職場で過去在住した会社の情報をもとに、顧客を強奪するという
倫理に反する行為を行う例もいまだ法整備が行き届かない事情でしょう
自動販売機関連ジャンルでもよくあるお話かと思いますが、いかがでしょう
自動販売機の管理会社、A社に複数年在籍していた社員が、自己都合で
退職いたしました
ここまでなら何らよくあることですね
しかし、どんな事情でか、なんとライバルであるB社に再就職したのです
きっと、事前に決められていたお話なんでしょう
カッコよくいえば、ヘッドハンティング
元社員がライバルであるB社に在籍と確認されたのは数か月後のこと
元社員は、ロケ地の拡張、および管理を専門としておりほぼすべての契約者(地主)とも
顔を合わせていた...という事情もあります
そんな元社員が、
今度、会社を変わりましたので今後ともよろしくお願いします...と
ほぼすべての地主にご挨拶にお伺いしたとのこと
古巣の会社で得た情報をもとに次の会社で営業成績を上げようとしたのですね
そう、B社が求めていたのはそのロケ先の奪取だったんでしょう
外からの判断ですが、今回の事情を知る人は、これで一割ほどはロケ先が減るかと
見てはいました
しかしながら、A社のルートマン各位はすべてコミニュケーション能力が高く地主様と
よい関係を築いていたため、割り込みか、横取り営業はほとんどありませんでした
僅かに、数件はB社へと契約を変更されたようです
その後の元社員の行く末は、聞いておりません
まあ、ドラマ仕立てではございませんので、全然面白くもないでしょうが
こんなお方が実際おるんですということ、、、知っといてください.....
今回のお話では、ルートマンの器量で然程の被害には至りませんでしたが、
実際、ロケ先の3割を失った会社もあります
古巣で養った技術を持って次の職場で活用する
それはそれで、いたしかないことかもしれません
元社員のとった行動は、退職したとしても背任行為と判断され非難されるものです
しかし、このような事例はよく見聞きすることであまり躊躇せずしてしまうことが、
人の理解かも知れません
面倒な退職後の事情を回避するなら、就業規約を書面化し、退職後も
情報は秘匿するとの契約条項を作ることですね