スムーズな鍵解除作業工程...

超硬材質の鍵が取り付けられた自動販売機ですが、差し込みキーを予備を含め2つとも紛失して
しまい、何とかして...との依頼は頻繁にございます。

 

超硬質であるため面倒な作業と理解していたはずが、慣れもあってか..最近は思いのほか時短で
作業終了する傾向ですね...次いで言えば失敗する例はほとんど皆無...成功率100%...?

 

超硬質の鍵紛失は、なんかこの頃多いみたいで解除作業の依頼も頻繁に要望されますが、
大阪とか山口県...鹿児島県の方から相談されてもね~

 

遠距離ですしね...交通費だけでも高額になってしまい...受けるに受けられません..
で、そんなときは近隣の提携業者に依頼するのですが超高鍵の解除は無理?といって..
お断りされる...

 

経験ないとやりたくないお仕事の上位にランクインされる...みたい?

 

やり方教えてもなんかいまいち...

 

そんな理由..提携業者様にわかりやすく説明して理解いただく...
もしくは、自分でやってみるという方への参考記事ですのでお役立てください。

 

ここでの手順は、お隣ページと類似しておりますが、各所異なります..
また、類似するコンテンツは省いているので理解を深めるためこちらもご覧ください...
超合金鍵シリンダー研磨から機能解除まで工程

 

超硬質鍵交換のための紛失鍵解除手順

 

まず、解除といっても特別な工具を鍵穴から差し込み開けるというお話ではなく、研磨しながら
構造を破壊するという方法で行きますね..

 

お隣ページの解説と違い..サンダー研磨はしません..ドリル研磨で進めます...

 

はい、現時点最高の硬さを誇る鍵です...(少し研磨してからのフォト)

 

 

ドリルに研磨する工具を取り付け..差し込みキーを入れる箇所..シリンダー及び周囲を研磨する
ことからスタート..

 

15分経過....まだこれです...

 

25分経過...

 

35分経過...中心箇所がやや銅色ですが真鍮ではありません..焼きで色変わりしているだけ..

 

ここあたりで研磨剤も先端が削られ平面化してきます...
一点だけの研磨ではなく穴周囲も研磨するようにします..

 

でも、うまくいかないかもしれません..なんせ相手は超硬質ので..
ですので、やや太めの研磨剤に変えてみます..
すみません..長さは初期工具と同じなんですが、数回使い込んでいるので形が変形..

 

やや円形のサイズが大きいので、硬質カバーが本体に引っかかっている溝を研磨するので..
5分ほど経過すると超硬質の表面カバーが外れました..

 

 

もし外れない場合..先の鋭角な鏨でたたくという方法もございます...

 

表面カバーが外れれば、残るはメッキ加工で鉄表面に見えますが真鍮材質です..

 

ただし、中央シリンダーは超硬質..周囲が真鍮という構造で穴あけ鉄削り工具..ホルソーを
使いますが、センターの鉄ドリルは鉄材質でシリンダーに対して効果なしなので、外して周囲の
刃先だけでシリンダー周囲を削り切りながら進めます..
ここでの注意ですが、ドリルの進行を早めようと左右に振らないこと..
固定位置からドリルを揺らさない...本体の周囲から歯先がはみ出しポップハンドル内部を
傷つけてしまうから...

 

ここまでは作業につかれますし..時間もかかります..
慣れない方ですと一時間かかるかもしれませんが、ここからは2分~3分程度で終わるかと
思います...

 

 

ですが、ここからは慎重に...

 

ホルソーで突き進むですが、鍵本体の長さ..2㎝から2.5㎝(メーカにより違いあり)手前から力を
抜いてゆっくり..

 

一気にではなく、2回転したら止めると同時にドリルを引き抜く..これの繰り返し...

 

引き抜く理由...
本体を突き抜ける瞬間...シリンダーキーがホルソーの圧力に押されまわされると...構造の
引っ掛かりがはずれるのですが、引っ張らないとポップハンドルが飛び出さないから..
ホルソーもシリンダーも熱膨張しているので退くとポップハンドルまで引っ張るんですね...

 

シリンダーはついたまま...開きました..
摩擦熱でやけどしますので、10分ほど経過してから鍵交換しましょう...
いや、夏でしたら熱が冷めないもので効果を早めるため水をぶっかけましょう..

 

ホルソーで作業開始からポップハンドル飛び出しまで、1分でした..

 

途中休んだので終了まで45分...

 

 

鍵取り出し

 

ポップハンドルから鍵を取り出しますね..
プラスドライバーで固定留め具のねじを緩め外します..

 

きついので手力では抜けないことも...ペンチなどで抜きます..

 

本体を抜きますが、.でも、簡単に抜けない..ホルソーでやや変形したのでしょう?
ペンチではスペースなしでつかみきれないので、先端の長細い工具を使いましょう

 

抜けました..

 

ドリルは本体最後部までぶち抜けていませんね..

 

ある程度ホルソーが進むとシリンダー内の構造の抑える箇所が破壊され...研磨の回転方向に
押されロックが外れる...そう理解しましょう.。

 

 

ここまでの説明でも面倒そう...?やりたくない方は...ご相談くださいね...
以下フォームより、住所、連絡先、機械の種別を記載のうえ送信してください
お問い合わせはこちらのフォームから
お急ぎはTELにて...09042259544 アイザワ迄

 

 

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