管理する自動販売機の稼働台数を増やすことは利益を追求する企業であれば当然のことですね
一台で得られる利益は僅かでも多く稼働するなら、それはそれ利益の拡大につながる...でしょう。
そのため、各飲料メーカー系列店ともども稼働台数の拡大には力を注いでいるわけ..ですね。
でも、現場で自動販売機を直接管理するオペレーターはイケイケどんどんで拡張できない
単に設置場所があるならどこでも取り付けます....とは言えない..事情があるのです。
現存する古くから事業を継続するオペレーターであれば、その事情を守っているからこそ現在でも
生き残っている?(失礼な表現でした)
簡単にいえば自社に不利な条件では契約しない..
売り上げが見込めない環境...には設置しない..
長く継続する環境でも状況が変わり採算性に合わずに移行したなら迷わず撤退する..
不利な条件とは、
高額な賃料..更新料..その他不利となる契約条項
過去にさかのぼればさほどの高額賃料は見られなかったのですが、激戦状態に移行した影響です
更新料..自動販売機であってもそれはそれ、営業のため土地を貸すのだから通常の賃貸し契約と
理解される
永く自動販売機に携わっていれば、売り上げ環境はほぼ推測できるかと理解しますが、地権者、
もしくは権利者より比例しない、伴わない賃料の提示もままあるのが今みられる状況...
権利者はできる限りの好条件を求めるでしょう...しかし、賃貸しする業者にとっては不利な
条件となる事を理解しておきましょう
不採算ロケ地
飲料自動販売機とは、平均的売り上げ、もしくは以上の売り上げを継続していたとしても周辺の
環境変化で、さらに向上する例もあるが、減退する例もあるのです
売り上げ向上ならそれはそれでよいことですが、減退してしまう..平均以下となれば採算割れ
地権、もしくは権利者との値下げ交渉もまとまらず...
ここで大事なのは、採算合わずの不採算ロケに対する対処なんです
いつしか売り上げは回復するだろう...
と、自己希望的期待はしないで冷静な判断で契約の解除へ進むべきなんですね
稼働中でも採算合わずは切り捨てる...が大事なこと...
過去でみても自動販売機稼働台数は多くあるにも関わらず比例する収益が伸びない例は
不採算の範囲がおおきく影響している表れと理解しましょう
稼働数の3割が不採算..改善を施すわけでもなく放置...という例もありますね
マイナスでなければよい...と理解するむきもございますが、とんとんはいってみれば数字上の
ことで実際は赤字..
小さな赤字、マイナスは排除するべき時に取り除く...放置すれば更なる大きなマイナスへと..
取り付け後も推測通りの売り上げが見込めなければ撤退する...誰しも未来に願いを託す心情は
理解できますが、見切り時が肝心
稼働台数に対する売り上げ比率が高い例を示す管理会社の場合、上記でいうマイナス環境は
取り除いているからの結果と判断しましょう
ロケ先の事前リサーチは大事
自動販売機のロケ先はは、ロケ屋さんからウェブ上からと紹介や求めはあるかと理解しますが、
全てに対応するのではなく、現地を視察して冷静な売り上げ推測をする
無理に願いに叶う希望的判断でことは進めない
それが大事なことでしょう?
備考
今回のお話しに当てはまる例は過去に多くございます
こちらは正常
不採算自動販売機は稼働させないを徹底していた会社、事業所は、金銭取引、賃料支払いに
ついても正常かつ適切に運営されています
自動販売機とは、商品を購入するお客様とお付き合いするわけですが、それ以前にロケ先の
地権者さんとのお付き合いも大事
売り上げが低迷しているからと契約を解除するとは、心苦しくなかなか言い出せないもの...
ましてや、よいお付き合いをしている、信頼関係もあるなら...賃料、更新料の値上げを
要求されても関係を崩したくないとかの心境も入交り求めに応じてしまうこともある
しかし、冷酷といわれようが商売なのですから相手の求めではなく、自分の要求を通す事..
人との付き合いが終了するとしても..それはそれとして...生き残るための必須条件...
引き際は肝心なのですね
しかし、その対応ができなかった例がある
不採算自動販売機であっても、取り除かず稼働させていた会社、事業所はは何かしらの
業績低迷時、正常な処理ができない状況に至ることが多くなり...いつしか消滅
これで消え去っていった、個人事業者、会社は少なくはありません
大手を見ればよく理解できることでしょう
不採算な面は取り除いてきたからこそ今がある...でしょう
単なる稼働台数の維持では事業として継続していけない...
古くからの言い伝えに...
だんだん貧乏..火事より怖い...
慎重な判断を欠いての事業はいずれ大きな被害をもたらせる
全てを失う...です
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